せどりで法人化するタイミングがいつがいい?【税金対策で2つあり】
せどりで法人化するタイミングは、いつがいいの?
せどり中級者
こんな疑問に答えます。
せどり歴は4年。月収70万。
安定的に生活収入を得ています。
せどりで隠居しています。
せどりで法人化するタイミングがいつがいい?【税金対策で2つあり】
結論。下記のいずれかのタイミングで決めましょう。目安としてください。目的は税金対策です。
②年間所得が330万円を超えそうなとき
なぜなら、①は消費税の納税猶予を延ばすためです。消費税は重税です。
消費税は、個人事業主でも法人でも、年間売上1千万を超えた1年目と2年目は免除されます。
なので、1千万円を超えた1年目と2年目は個人事業主でいき、3年目から法人化するのが良くて、これだと、法人1年目、2年目も2年間の消費税支払いの免除がなされ、トータルで4年間消費税の免除という恩恵が受けられます。
②は税率が逆転するためです。
下記は、個人事業主の所得税率と、法人の法人税律との比較です。
▽所得税率(出典:国税庁サイト)
→年間所得330万円を超えると税率20%になります。
▽法人税率(出典:国税庁サイト)
→年間所得800万円以下は税率15%です(資本金1億円以下で、過去の年間所得が15億円を超えない場合)。
要は、年間所得が330万円を超えると、所得税率20%に対し、法人税率は15%と逆転します(所得税率の方が高くなります)。
加えて、法人になると、個人事業主に比べ節税範囲が広がりますので、さらに税制面では有利になります。
ちなみに、わたしは①を意識して、法人化しました。
2016年、2017年と、年間売上1千万円超えが2年連続で超えそうだったので、2017年の12月に会社を設立し、消費税納税猶予を延ばすことにしました。
では、法人化ってどうやればいい?法人になってすぐにやることは何?
では、法人化ってどうやればよいの?ですが、結論として、税理士さんに頼みましょう。
なぜなら、理由は2つです。
②依頼しても自分でやっても、費用は変わらないから
①は、分かりやすいところでは、法人化に際し会社の「定款」を作らないといけないですが、素人には知識・実務面で、とても独力で作れるものではありません。
②は、「会社設立手数料0円」を掲げている税理士さんは多いです。但し、その後の顧問契約とセットになっているのが普通なので、十分に吟味して決めましょう。
わたしの場合は、こちらにお願いしました。正直、可もなく不可もなしでした。
費用は実費のみで16万円かかりました(合同会社を設立するケースとして、参考にしてください)。
次に、法人になって、すぐやることは何?ですが、下記の2つのことがあります。
②古物商許可の取り直し
①は、国民健康保険(国保)から健康保険(健保)へ、国民年金から厚生年金へ切り替えます。窓口は、各自治体の年金事務所になります。ちなみに、厚生年金の高額さにびっくりすると思います。
②は、ガーンとくるかもしれませんが、古物商許可は取り直しになります。ただ、法人の場合は、提出書類がいくつか増えますが、個人と難易度は変わらないです。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。