52 49歳で会社を早期退職。働くのは3時間の隠居生活を過ごしてます。

丸わかり!隠居生活を実現するせどり(“隠居せどり”)とは?

    
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丸わかり!隠居生活を実現するせどり(“隠居せどり”)とは?

ここでは、隠居生活を実現するせどり(”隠居せどり”)について仕組みに焦点をあてながら全体をお話していきます。いきなり核心に触れますが、隠居せどりで結果が出せる秘密は仕組みそのものにあります。

せどりでは「あなたも、すぐに○百万稼げます」という謳い文句のセミナーや教材が世にあふれています。しかしながら、なぜ稼げるのか?ということについて、よくよく聞いてみると、”講師の僕が稼いだから、あなたも稼げます”というオチで、根拠の薄いものであることが多いです(というか、これまでわたしが見聞きした全てがこのパターンです)。

他人で結果を再現させるには、偶然の結果とならないために、”仕組み”を持つことが不可欠です。さらには、その仕組みが数字(実績データ)で根拠づいていることが必要です。

隠居せどりはそんな思想をもって体系化しています。
以下、順を追ってお話していきます。

 

そもそも隠居生活を実現するせどり(“隠居せどり”)とは?

隠居せどりの定義は、時短・高利益・安定の3つを同時に満たすせどりです。
これは、隠居生活が、時間の自由・お金の自由・気持ちの自由という
3つの自由を実現していることに応じています。

具体的には、1日3時間のせどりで、生計を立てるに十分な収入(具体的には月収70万)を
継続的に得ています。

そして、仕組みを考えるにあたってお伝えしたいのは、
通常であれば時短・高利益・安定は相矛盾するということです。

例えば、分かりやすいのは、時短と高利益です。
高利益を生み出すためには高い売上が必要です。
そして高い売上を出すには長時間働くことが必要です。
時短は適いません。このようにして、すぐさま時短と高利益は相矛盾します。
他の組合せも同様です。

相矛盾する3つの要素をどうやって同時に満たしているのか?は、
隠居せどりを理解する上での重要な視点
となります。

ぜひ念頭に読み進めていただけると幸いです。

 

前提の1つめ。せどりのジャンルは電脳・中古家電にする。

まず、時短・高利益・安定の3つを同時に満たすためには、
前提の1つめとして、せどりのジャンルを適切に選ぶことです。
わたしが選んでいるせどりのジャンルは 電脳・中古家電です。

なぜ、電脳・中古家電なのか?については以下の考えで選択しています。

3要件を満たす流れで、絞り込んだ末の選択ということになります。

 

前提の2つめ。商流はヤフオク仕入れ、Amazon販売のみ。

前提の2つめとしては、商流を1本にすることです。具体的には、
わたしは仕入先はヤフオクのみ、販売先はAmazonのみにしています。

メルカリやネットショップなどは全く使っていません。

そのココロは”広く浅く”ではなく”狭く深く”です。
とにかく自分の力が分散しないようにしています。

 

「時短」を満たすためには、仕入れと出品をテコ入れする。

では、ここからは 3要素のうちの「時短」についてお話します。
せどりの流れを工程に分けると以下のようになります。

せどりで時間がかかるのはどこかといえば、
すでに示していますが仕入れと出品です。

時間がかかる理由(状況)を簡単に説明しますと、
仕入れは、分かりやすいのは店舗仕入れをイメージしてください。
・家との往復
・店舗間の移動
・実物の吟味等、時間がかかる作業がたくさんです。

出品は、一度でも経験したことのある人はすぐに想定できると思います。
・仕入れ先からの受取
・検品
・梱包/発送等、時間がかかる作業がたくさんです。

せどりで時間がかかるのは、この2つです。
大きな方針として、仕入れ・出品の2つをテコ入れしていきます。

 

(1)出品の時短について

まず、出品の時短からお話します。
結論からいえば出品を時短するには “自分でやらないこと”です。外注化します。

モノが自分を経由しなくなることで、この工程でかけていた自分の時間が無くなります 。
(厳密には作業指示の時間が残りますが、ごく短時間です)

外注化することはハードルが高く感じるかもしれませんが、
決まりきった手順でできますし、慣れたら特に考えることもなくやれるようになります。

わたしは、出品代行の外注として「せどロジ」というサービスを使っています。

 

ここで、出品の外注化に際して懸念されるであろうことに触れます。2つあります。

1つには 費用の問題です。
外注費をかけても利益が残るのかという懸念です。

ここは考え方として、費用がかかるのは仕方ないと割り切ります。
費用がかかってもその分、利益を多くとるようにします。

ちなみにわたしの場合は、売上の7%の費用を外注費としながらも
利益率25%を確保しています。現実的に可能な数字といえます。

 

もう1つには、品質担保の問題です。
自分の目で検品しなくて大丈夫かという懸念です。

考え方としては、こちらも割り切りです。
実際問題、自分の目で検品するとしても 完璧にチェックすることは不可能です。
例えば、たくさんの機能がある家電をすべてチェックすることは物理的・技術的に
難しいです。また販売終了しているテープ媒体(例:VHSテープ)を用いての
チェックは、媒体の入手の関係で難しいです。

対策としては入札時(仕入れ時)に不良品を見分けていくことです。
具体的には、ヤフオク出品者のコメントを読み解くノウハウで解決します。

 

(2)仕入れの時短について

次に、仕入れの時短についてお話します。

結論からいえば、仕入れを時短するためには、保有する商品リストの
質・量を高めつつ、リピート仕入れができる仕組みを作ること
です。
そして大事なことは、
すべてを人手でやるのではなく、ツールに働いてもらうことです。

わたしが仕入れに使っているツールは
「電脳ブレイントラスター (以降「電ブレ」)」というものです。

 

電ブレには次の2つの機能があります。
①望む条件(利益率・回転率・価格帯)を満たす商品を探してくれること
②保有する商品リストを蓄えて再利用できること

まさに仕入れの流れに即して作られたツールです。
電ブレは人がやらずに済むことを極限まで代わりにやってくれます。

さらには
保有する商品リストの 質・量を高めていくことで
電ブレの働きをさらに良くしていけます。

そこで用いるのが
第二のせどりツール 「デイせど」です。

 

デイせどの機能は商品リストの収集です。
そして最大の特長は、既存のセラーを登録することで
当該セラーを自動的にリサーチし
”販売した商品”を収集してくれることです。

出品商品ではなく、販売実績商品を抽出してくれることが
他のツールにはない独自の価値
であり、
商品リストの質の担保につながります。

さらには、量を高めるうえでもデイせどは威力を発揮し、
ごく短時間で大量のリストを集めることができます。

そして、
デイせどで集めた商品リストは、そのまま電ブレに投入できます。
電ブレとの組合せはまさに最強といえます。

時短についてのお話はここまでとなります。

「時短」のまとめ
・時短するには、仕入れと出品をテコ入れすることです。
・出品は外注化により時短します。
・仕入れはツールに働いてもらうことで時短します。

 

「高利益」を満たすためには、利益を構成する4つを全て高める。

では、ここからは 3要素のうちの「高利益」についてお話します。

まず利益とは何か?ですが
隠居せどりのアプローチでは利益を4つに分解します。 

利益とは、売上×利益率です。
売上とは、販売単価×数量です。
数量とは、仕入数×回転率です。

これらにより、
利益=販売単価×仕入れ数×回転率×利益率 となります。

そして、4つ全てを高めることで利益を高めていきます

 

(1)販売単価のコントロール

まず、販売単価は、金額の大小にかかわらず 、手間とコストが
不変の仕組みを作ること
でコントロールできます。
そしてそれは、仕入れでお話した出品の外注化で同時に満たせます。

見方を変えて、シンプルにいえば
販売単価を高くするには販売単価の高い商品だけを扱えばよいだけです。
ただ、中古家電で、そう簡単にいかない理由は
販売単価の高いものは大型で重くなることが通例だからです。

大型で重い商品を自分で出品するには手が余ります。
そこで、外注化が解決策になります。
外注化することで大型で重く、かつ販売単価の高い商品を扱えるようになります

また、販売単価が高くなったときに、出品代行費用も伴って高くなってしまうと
扱う効果が下がりますが、わたしが外注先としている「せどロジ」でいえば、
販売単価の大きい商品を扱うことで増える利幅で、かかる費用を吸収できます。

 

(2)仕入数のコントロール

次に 、仕入数大量の仕入れ商品リストを保有し、処理する仕組みを作ること
コントロールできます。仕入れにスケールメリットを活かすという発想です。

そして、その仕組みは「デイせど」と「電ブレ」を組み合わせることで作れます。
「デイせど」で大量の仕入れ商品リストを集め「電ブレ」で一斉処理していきます。

それで、もし仕入れ数が足りない場合は、
「デイせど」でさらに商品リストを集めて「電ブレ」に足していけばよいだけです。

×

 

(3)回転率のコントロール

続いて、回転率高値売りができるスキルを身につけること
コントロールできます。

まず、回転率とは?ですが、基本的な定義は
仕入れた商品が売れていく割合のことです。

隠居せどりでは、
”先月仕入れた商品が、今月末までにどのくらい売れたか?”
独自の回転率の定義としています。

そして、回転率をコントロールするためには
”高値売り”のスキルを身につけることです。

少し視点を広げますが、
中古家電(中古)というのは、
価格が高くても、他の条件が良好であれば買うお客さんが一定数います。

このお客さんに向けての売り方を覚えることです。
中古家電は、買われる理由がたくさんあります。
具体的には下記の通りです。

すなわち「価格が安かったから」以外もたくさんあります。

そして実際に、いずれが効くかは商品毎に異なりますので
商品毎にどのような条件下で高く売れるのかという知見を持つことが、
イコール高値売りのスキルを身につけることになります。

そして、このスキルをつけていくのに
「定点観測ライバル分析法」という訓練法があります。

これは簡単にいうと、Amazonの売り場を毎日チェックすることで、
売れたセラーの要因を分析し売れたセラーの要因を自分がなぞることで
今度は自分が売れる番になっていくという手法です。
やるほどに着実にスキルアップします。

”高値売り”ができるようになると、”安値売り”に加えて2種類の手法で
商品を売り切れるようになります。回転率のみならず、利益も高くなり
仕入れの幅も増える(仕入れ数が増える)という一石三鳥のスキルです。

 

(4)利益率のコントロール

最後に、利益率望む利益がとれる商品だけを扱うこと
コントロールできます。

すなわち、利益率を高くするには見合った利益がとれる商品だけを
仕入れればよいだけです。入札時のシミュレーションをきちんと
やるだけです。

Amazonでいくらで売れるかは”モノレート”というサイトを見れば
分かりますので、モノレートで見定めた売価から 望む利益や
かかる費用を引き算した金額以内で仕入れます。
これが利益シミュレーションの具体的な作業になります。

高利益についてのお話はここまでです。

 

「高利益」のまとめ
・利益の要素である4つの変数をコントロール(高く)すれば、 高利益になります。
・コントロールするには、
 ・販売単価は、金額に関わらず手間とコストが不変の仕組みを作ること
 ・仕入数は、十分な仕入れ商品母数と一定の落札率を保つこと
 ・回転率は、低回転商品を売るスキルを修得すること
 ・利益率は、望む利益がとれる商品だけを扱うこと     です。

 

「安定」を満たすためには、”回転率”に集中する。

では、ここからは3要素のうちの「安定」についてお話します。

結論からいえば、安定は、利益を構成する4つの変数をチェックする
仕組みを作ること
で保てます。

具体的には、商品毎に、仕入れた日/売れた日/仕入れ額/売価/利益額を
毎日記録していきます。

そして、それらから利益を構成する以下の4変数を算出することができますので
エクセルで自動計算させ、まずは随時、監視できるようにします。

・商品単価
・仕入れ数
・回転率
・利益率

そして、安定を満たすために、注視しておくのは回転率です。

もちろん最終的な利益の安定には4変数とも重要ですが
悪化した際に、一番、リカバリが効きにくいのが回転率だからです。

回転率が一番重要であることを、別の視点からご説明しますと
せどりは最終的には資金のショートさえなければ続けられます
そして、資金ショートに直結する指標が回転率です

仕入れたものが在庫に滞留せずに売れていれば (=回転していれば)
・販売単価は、悪化しても売上が下がるだけです。
・仕入数は、悪化しても売上が下がるだけです。
・利益率は、悪化しても利益が下がるだけです。

しかしながら、仕入れたものが 在庫に滞留して売れなくなったら
言い換えると、回転率が悪化すれば、資金がショートします。
結果、せどりが続けられなくなります。重要度のレベルが違います。

安定についてのお話はここまでです。

「安定」のまとめ
・安定させるためには、回転率をチェックしてください。

 

まとめ。隠居せどりとは外注し、ツールに働かせ、残りに自分の力を集中させるスキーム。

これまでお話してきたことをまとめると、隠居生活を実現するせどり(”隠居せどり”)は 
外注し、ツールに働かせ、残りに自分の力を集中させるスキーム」に支えられていると
言えます。

おさらいを兼ねて、まず外注化は、
出品の時短と販売単価のコントロールの 両方を解決していることに着目ください。

次に、ツールに働かせること
仕入れの時短と 仕入れ数のコントロールの両方を解決していることに着目ください。

最後に、自分の力
回転率と利益率に集中させて安定を生み出していることに着目ください。

すなわち、
外注とツールという自分以外の力を使うことで、
回転率と利益率(実質は、回転率)に
自分の力を集中できるスキームになっていることが
最後に導き出されることです。

そうして相矛盾する3要素を同時に満たすことを成立させています。
これがすなわち、隠居せどりの仕組みの全体像となります。

 

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